いのちを見つめる時として―創立記念礼拝・講演会

5月10日(日)。
 朝には、教会創立121周年記念礼拝を献げ(メッセージ『み国を―みこころのかたちとしての教会を』浅野牧師)121年の時に、創立時のことに思いを馳せて、その熱い信仰を思い起こした。教会が建てられ、その教会は「キリストの身体」ゆえ傷つけられている人共に、痛むことを学んだ。
 また午後からは、記念講演会として森松明希子さん(東日本大震災避難者の会Thanks&Dream代表)を講師としてお迎えし、『母子避難、福島から大阪へ―避難の権利と“いのち”のつながりを求めて』との題で、ご講演をいただいた。実体験からの迫る震災時の事。そしてそれからの原発事故。そこで翻弄される家族。何よりも“子どものいのち・健康”を慮るお母さんたちの姿。今なお苦しみ、悩み、心配し続ける福島に残らざるを得ない家族。様々な悩みと困難を生きざるを得ない家族・声さえ挙げられないお母さんたちがいることに、ただ心が震えました。
 祈りながら、支え続け、共に歩みたいと心から思う。

桜舞い散る中で、希望を仰ぐ―墓前礼拝

4月12日(日)。
八瀬霊苑、室町教会墓所において、墓前礼拝が行われた。
残念ながら、例年のように桜は、連日の雨風で散ってしまっていたが、むしろ桜吹雪の中での味わい深い墓前礼拝と埋骨式であった。
信仰の先達の姿を想い起し、よみがえりの希望に思いを馳せる墓前礼拝。特に教会墓石に刻まれているヨハネ福音書11章25節「わたしはよみがえりであり、いのちである」とのみ言葉より、浅野牧師によってメッセージを取り次いでいただいた。合わせて2014年に天に召された3人の兄姉の兄埋骨式が執り行われ、故人が主の御許に安らうこと、ご家族に慰めがあることを祈った
。復活の主をあがめて、主にある希望を望む時を持つことが出来た、春の時・イースターの時であった。

恵みの雨の中に―イースター礼拝

先週5日(日)。イースターには珍しく恵みの春雨の中、喜びの朝を迎えた。
洗礼、転入会・転会があるイースター礼拝には多くの兄弟姉妹が来会し、主の復活と共に、新しい兄姉が教会の枝につらなることを喜んだ。
メッセージ『「おはよう」といわれたー新しいいのちへ』(「室町講壇」掲載)を受けて、恐れと別れ、よろこびに出会い生きゆく力を得る。
 その後、天におけるトップ記事である受洗へ。昨年、お母様を天に送られた兄弟が、「イエスを主である」と告白した。ご一家で転入会してくださった兄姉は、福岡の教会から転入会。室町教会と同じ伝統の金沢教会・長老教会の良きところを一本筋を通して生かして下さるであろうと、大いに喜びを感じる。また昨年12月突然にご主人を天に送られた姉妹も転会なされて、主の応援(エール)を身に余る光栄として感じつつ、教会でいのちをいただいていこうと思わされた。
 よみがえりの喜びの内に聖餐にあずかり、神さまとのつながりと新しいいのちの約束に結び合わされた。まことに喜びに、胸躍るようなイースター礼拝のひととき。
ただ、神さまに感謝でした。

主イエスの痛みに愛を仰ぐ―受難想起(受難日)礼拝

雨があがった4月3日(金)夜。受難想起(受難日)礼拝が執り行われた。
一本一本、ロウソクを消しゆく内に、自らの欠けや人間的弱さを聖句と黙祷によって顧みる。
受難の聖書・讃美歌を心に刻み、主の痛みと愛の姿が、わたしに迫り、愛への立ちかえりの道が示される時。
多くの兄弟姉妹共に、十字架の主を見上げ、イースターへの備えをすることが出来、感謝でした。